セーラームーンM

うさぎ 原作 一番近くで

前世から彼女の影武者として与えられた この容姿

彼女と同じ長い金髪に蒼い瞳
お供の猫を引き連れ、彼女を護るために与えられた銀水晶の剣を持ち戦う
昔から‥昔から彼女の隣に立ち見守ってきた
例え あの人が隣にいようが私こそが彼女に一番近い存在だと思ってたの‥


未来にて


セレ『ヴィーナス///この子を護ってあげてね///』


生まれたばかりの小さなプリンセスを見て彼女は微笑む


ヴィ『はい‥お守りします』


泣きたくなるのを堪えながら私は二人を見つめた





ヴィーナスの部屋にて


ヴィ『‥‥‥』


マ『なに飲んだくれてるのよ』


声がする方を見るとマーズがドアの前で立っていた


ヴィ『‥‥別に』


テーブルにはボトルが三本空いて置いてあった


マ『‥‥きょうはプリンセスが生まれた日よ。』


ヴィ『‥‥‥』


グイッと一気のみし


ヴィ『あの人が隣にいようが私が一番 彼女に近い存在だと思ってた‥』


マ『‥‥』


マーズは黙って隣に座る


ヴィ『でも今日‥彼女に一番近い存在は私から今日生まれたプリンセスに奪われたわ‥。プリンセスには彼女と同じ血が流れてる‥。どんなに容姿が似てようと私の中に流れる血は彼女とは違う‥。当たり前だけど‥彼女と同じ血が流れるプリンセスが羨ましくて‥憎い‥。』


涙を流すヴィーナス


マ『‥‥血とか関係ないと思うわ。セレニティは貴女を必要としてる。大丈夫よ‥母になろうがセレニティは私たちの大切なプリンセスだわ。』


ヴィ『ゴメンね‥頼りないリーダーで(泣)』


マ『バカ(笑)あたしはサブリーダーよ♪貴女だって人間だもの。弱気になるときは私が渇を入れてあげるわ。だから皆の‥特にセレニティの前では、そんな顔しないで笑ってなさい。』



にこっと笑ってマーズは出て行った


マーズの優しさが嬉しくて余計泣けた
今からセレニティに会いに行こう
今なら言える
『スモール•レディーも貴女も護り愛します』ーーと

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