春風どれみは、いま死ぬほど恥ずかしい思いをしていた。 ｢｢か、可愛い♪犬耳どれみ君♪｣｣ 女子たちの悲鳴に近い叫び声。 もうすぐ学芸会の発表。 どれみたちのクラスは、 ｢動物王国の犬王子が猫娘に恋をした｣作者のぶちゃん 絵みほちゃんが作った漫画を劇にすることにした。 傲慢で俺様だけどホントは優しい犬王子レインを、どれみがすることに。 婚約者がいるにもかかわらず、そんな傲慢で俺様な犬王子に少しずつ引かれていく猫娘キラは、おんぷとクラス全員一致で決まった。 衣裳に着替え、セリフ合わせ中 (キラが婚約者をいるとレインに告白するシーン) ｢わたし…婚約者がいるの…だから、もう会いに来ないで!!これ以上わたしの心をかき乱さないで｣ さすが天才子役。ものすごい上手い。回りは引き込まれている。 一方のどれみは、表情は無表情なのに真っ赤な顔をして、まさにツンデレ状態。そして、いよいよ、どれみの出番 ｢お、俺様の花嫁はキラだけだ。間違いない。お前が信じないなら…何度だっていってやる//////｣ 真っ赤かな顔＋犬耳&王子服で、セリフを、しどろもどろに言っている姿に女子は…身悶え中(笑) ｢す、…す、きだ………。ほんとに…お前だ、けを…み、…つ、めてきたんだ……………あ、あ、あ、い……し、てる｣バタン 恥ずかしさのあまり気絶する どれみだった。 はたして上手くいくのだろうかー―――。 [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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