おジャ魔女B

甘くて優しい どれおん

おんぷは、小さいころから芸能界にいたせいか甘える…つうか人に頼るのが下手だ。

いま小学校の学年行事で登山をしている。

おんぷたち女子が話しているのを後ろから遅れて歩いてるんだけど…あいつ足痛めてるな。
うまく隠してるみたいだけど…。

かといって楽しんでいるとこを休めなんていったら怒るだろうし…。

仕方ねぇな…。

休憩タイム

「おんぷ ちょっと来い」

「なぁに?」

誰も来ない茂みに呼び出す

「タオル切って長くしてみた。即席包帯だけど、固定しとけ。 あと、リュックの中身 俺んとこに移せ」

「えっ…」

「休めなんていわないからムチャすんな。いいから早くしろ」

「う、うん……」

足にタオルを巻いてもらい、リュックの中身を移した。

「あ、ありがとう///」

真っ赤になりながら、お礼をいう おんぷ。

つられるように どれみも真っ赤になりながら
「…どういたしまして///」
そういって男子のグループに戻っていった。

やっぱり彼が好きだ。
優しくてドキドキをくれて、わたしのことを分かってくれて////。

今度お礼に、どれみ君の好きな甘いお菓子を作って持っていってあげようかな。
彼みたいに甘くて優しいお菓子を―――――







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