おジャ魔女A

天然たらし どれみ

付き合い始めてから、もうすぐ一年。
やっぱ記念日に何かあげなゃな。
そんなことを思いながら街をぶらぶら歩く どれみ。
宝石を売っている お店を見つけ 恥ずかしながら入っていく。

「うわっ いろいろあって分からないよ」

そんなことを言ってたら店員さんが話しかけてきた。
「(あら、可愛い高校生かしら)いらっしゃいませ。今日は彼女へのプレゼントをお探しですか?」

彼女という言葉に真っ赤になりながら
「あっ…はい///」
その様子を見てた店にいた店員、お客 全員がときめいたのは言うまでもない。
「(可愛い…こんな彼氏ほしいな/////)どんな感じの子ですか?」

「えっと…ちょっと目許はキツメかな。でも笑うと可愛いくて…焼きもち妬きだけど」

「クールビューティーなんですね。だったら、こちらの淡い紫のリングは、どうでしょう?」
そう言って渡されたリングをみる。
「じゃあコレにします」

「ではサイズを教えてください」
サイズなんてあるのか…ヤベ〜知らないぞ

「お姉さん ちょっと失礼」そういって、店員さんの薬指を触る。

「お姉さんは何号?」

「あっ…///9号よ」

「じゃあ7号でお願いします」
そう言って静かに笑って去っていった。

店内にいた人は全員こう思った…
「あの子 将来有望なイイ男になるわ。あ〜彼女が羨ましい」


こうして、どれみは知らない内に多くの女性の心を掴んでいったのだった。

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