どれみがデビューして初めてのＣＭ出演。 共演者は、もちろん、おんぷである。 中高生の女の子達に大人気で憧れのカップが共演ということで話題が絶えない。 リップクリームの宣伝なんだが…この監督さんは変わっている人らしく台本がないらしい。 どうすんだよ…。 いま現場(大きな公園の広場…つうかベンチ)で簡単な打ち合わせをし３０分後に撮ることに決まった。 スタッフたちは、それぞれ休憩するため、あっちこっちに散らばる。 その場に残った どれみは髪や服をセットされ、落ち着かない。 おんぷも着替え終わり、俺の側にきた。 ｢もしかして緊張してる？｣小悪魔な顔で聞いてくる。あーぁ、この小悪魔な顔に、どのくらいの人が心臓を撃ち抜かれたのだろう…と思いながら、おんぷの唇に目が止まった ｢おんぷ…それて、もしかして…｣ 柔らかそうな綺麗なピンクの唇。 ｢そう。ＣＭのやつ。ストロベリーの香りがするの選んだの｣ 桜が俺たちの回りを舞う おんぷの髪が風でなびく 俺は無意識に、おんぷの頬に手をかけ上に向かせた おんぷは目を瞑った そっと唇を押し当てる ｢んっ…｣ 甘い息を聞きながら、しばらくしてから唇を離す おんぷは桜の色みたいに耳までピンクになりながら、照れていた ｢なんか凄くキスしたくなった｣ そう言って、もう一度 唇を押し当てペロリと、おんぷの唇を舐めた ｢もう…バカ///｣ さらに顔を真っ赤にした おんぷを抱き締めながら小鳥達の鳴き声を聞いていた ｢カット!!いや～自然な動きを撮れたよ♪もう見てるのが恥ずかしかった｣ 狼狽える俺たちを無視し監督やスタッフたちがぞろぞろと出てきた。 女性スタッフはポーッと どれみ君を見て赤くなり、男性スタッフは普段見れない おんぷちゃんを見てガッツポーズ。 もちろんＣＭは大盛況したが、どれみは暫くの間いろんな人にからかわれたり、同じリップを付けてファンやスタッフ、芸能人にキスを迫られたのは言うまでもない… むろん、おんぷは蹴散らしたが… [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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