ギャラクシアの戦いから数ヶ月 また新たな敵と戦う日々の毎日 廃墟のビルにて ヴィ『どこに消えたのよ』 苛立だしげなヴィーナスの声が響く ギュッ ヴィ『セーラームーンォどうしたのォ』 いきなり腕に抱き着くセーラームーンに驚くヴィーナス W『…ヴィーナス』 怯えるような生気のないムーンの瞳にヴィーナスはドキリとした だって彼女は、いつも明るくて真っ白で怖いもの知らずが時にアダになるけど諦めると言う言葉を知らないから… W『怖いよ…。また戦いが始まって…また…皆が…』 震える彼女を見て私は思い出した… 彼女は取り残されるのを恐れている… ヴィ『大丈夫…もう一人にしないから…。うさぎちゃんには手出しさせないから…信じて』 セーラームーンの手を握り真っすぐ見つめ微笑む だがセーラームーンは顔を曇らせる W『わたし…守ってもらう価値ないよぉ…(泣)わたしの存在が戦いを呼び集め…みんなを苦しめてるもん…みんなを守れない…何もしてあげれない…だけど、みんなには側にいて欲しいとか欲しがってばかりなの…』 小さく震え泣くセーラームーンに… ヴィ『それで良いじゃない宦x W『えっ?』 驚いた表情でヴィーナスを見上げるセーラームーン ヴィ『みんな何かを欲しがって戦ってるもの。うさぎちゃんの弱さも強さも分かってるから守ってあげなきゃって思うの宦x ヴィーナスがニコリと微笑み諭す W『ヴィーナス…(泣) ヴィ『それに私は貴方からたくさんもらったわ。私は、そんな貴方に救われたの。貴女を護る…わたしには貴女が居なくちゃダメなのよ。貴女が必要なの』 W『……っ(泣)』 ヴィ『うさぎちゃんがプリンセスだからとか私達が守護神とか…そんな理を通り越し…寧ろ月野うさぎと言う存在に救われたの。』 ムーンの頬を撫で… ヴィ『うさぎちゃん…大好きよ』 歌うような口調で想いを打ち明ける 愛おしくて誰とも壁を作らなくて、うさぎのキラキラした笑顔や暖かさに恋をして命を捧げたいと心から思った 例え報われなくて渇望した想いに悩む日々を送ろうとも彼女の隣は心地好かった ヴィ『みんな貴女が大好きよ。だから信じてよ』 セーラームーンを抱きしめる W『うん(泣)ありがとう美奈子ちゃん…』 ヴィーナスの肩に顔を埋める W『あたしも美奈子ちゃんが…みんなが大好き(泣)この星も、この星の人達も大好き。みんなと未来と築きたいから…あたし戦う』 涙を擦りながらヴィーナスを見つめる ヴィ『えぇ』 流石だと思った。 さきほどまでは幼い無垢な少女だったのに今は戦士の瞳をしている。 わたしのーー…ヴィーナスの戦士の血が騒いだ こんな貴女だから私は惹かれたんだ この子の弱さは強さになり皆を護るパワーになるんだと改めて思った [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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