セーラームーンB

不毛な恋 夜天→うさ←美奈

ギャラクシアの戦いも終わり平和が戻った
星野たちは一度帰ったが再び地球に戻ってきた


十番高校


教室にて


静かさを好む僕は、あいつが苦手だった…


美奈『やったね狽ワた夜天くんたちと高校生活送れるなんて氈x


後ろで騒ぐ あいつが…特に苦手だ


夜天『ハァァ…』


大きなため息を漏らす夜天

『ちぇっ…俺、愛野のことずっと好きだったのになぁ…勝ち目ないよな…』


『相手が悪すぎるって(苦笑)』


前の方から声が聞こえた


夜天】ずっと見てて何で気づかないわけ…
ホントに好きなら気づくはずだ
愛野が誰を想ってるかなんて丸分かりなのに。


僕は呆れてしまった






放課後


忘れ物を取りに教室に戻ると愛野が一人でいた
窓辺に座り夕暮れを見つめている


夜天『珍しいね。君がプリンセスの側にいないなんて』


声をかけると愛野は小さく呟いた


美奈『きょう衛さんが一時帰国で帰ってくるから…』

振り向きもせず言う


夜天『ふーん…』


僕は興味なさそうに相打つを打った


夜天『………そんなにプリンセスが心配なら好きなら離れなきゃいいのに。』


美奈子を見つめる夜天


美奈『………気づいてたの?』


目を丸くし夜天を見つめる

夜天『最初は親友だし、プリンセスだからだと思ってたけど…見ているうちに分かったよ。あの子に自分の気持ちを悟られないように僕に好意を見せるふりしてるって。いつも側にいて…まるで、あの子 専属のボディーガードのように守ってるように見せて他の男をーー女の子も近づけさせないから。独占欲の塊だね』


美奈『なーんだ(笑)そこまで気づかれてたなんて(笑)』


クスクス笑う


夜天『………嫌でも気づくよ…』


その冷めた笑顔を見て夜天は目を逸らした


美奈『じゃあ言わせてもらうけど夜天くんが、わたしのことに気づいたのは……うさぎちゃんを見ていたからね(笑)貴方も好きなんでしょ?うさぎちゃんのこと』


クスクス笑いながら言う


夜天『そうだよって言ったら…どうする?』


美奈子を睨みつけると…


美奈『クスクス寞M方まで不毛な恋をするんだ……。あの子に恋をすると言うのはね…… あの子の光りを浴びないと生きてけないくらいの想いなんでしょうね?(笑)』


クスクス笑いながら夜天の目を見つめる


夜天『…………』


黙り込む夜天に…


美奈『中途半端な気持ちなら、あの子に近づかないで』


そう言い残し教室から出ていった


残された夜天は…


夜天『あるって言っても、ないって言っても殺されそうだな(苦笑)あーぁ…なんて厄介な恋をしてんだろ』

小さく呟きながら僕も教室から出ていった




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