うさぎ君が演劇部に頼まれ主役で出ることになりました 今日は初めて練習することに… もちろん美奈子ちゃんたちは見学にきています 十番高校 体育館にて ストーリーは、古代ヨーロッパの話し。 一人の若き王子が国を守るために戦う話しで… ‥ ‥ 台本に亜美ちゃんが漢字に振り仮名を書いてくれたので棒読みですが、なんとか熟してきた うさぎ君。 ですがクライマックスになり敵陣に追い込まれたシーンになると… うさ『……………』 うさぎ君が黙り込み中々セリフを言わない ザワザワェ ざわめき始めたら… うさ『………みんな…ゴメン…僕に力がないから…皆を傷つけてしまった…(泣)』 静かに泣きながら…台本と違うセリフを言う うさぎ君 『『『『……………』』』』』 美奈子ちゃんたちは、 このセリフに聞き覚えがあるのか驚いた顔をしている うさ『僕は……いつだって国のためじゃない…みんなの為に戦ってきたのに…それなのに…僕の心が弱いから……うっォ(ふらっ)』 いきなり倒れ込む うさぎ君 『『『『うさぎ(君)ォ』』』』 みんな慌ててステージに上がり駆け寄る ‥ ‥ 保健室にて 美奈『うさぎォォォ』 うさ『………んっ』 ゆっくり目を開き起き上がる うさぎ君 美奈『心配…したんだから(泣)』 泣きながら抱きしめる 美奈子ちゃん まこ『いきなり倒れるから、ビックリしたよ』 亜美『もう少し横になってた方がいいわ』 レイ『病人は寝てなさい』 みんな先程のことを触れない 美奈『ほら。横になりなさい』 美奈子ちゃん うさぎ君をベッドに寝かす うさ『………みんな気づいてるんでしょ(苦笑)』 うさぎ君 苦笑しながら皆を見る 『『『『……』』』』 みんな黙り込む うさ『あのシーンで前世を思い出した…そしたら………』 うさぎ君の言葉を待つ うさ『前世の僕……セレニティが出てきた…僕を押し込めセレニティが主導権を握ったとき怖かった…自分が自分でなくなるようで…』 いつもと違う真剣な表情の うさぎ君 うさ『今まで戦った敵より怖かった……』 美奈『……うさぎ』 うさ『皆も気をつけて…きっと皆の心の奥に前世の自分がいる…隙を狙って出てくるかもしれないから…(ぎゅっ)』 服を握り締め悲しそうに微笑み… うさ『今後生まれるときは……前世とか関係なく皆と出会いたいな…』 目をつむりながら静かに呟く うさ『………スッー』 寝息が聞こえて来ました 美奈『…………今まで一人で悩んできたのね(なでなで)』 うさぎ君の寝顔を見つめる まこ『普段は言いたいこと言うけど……ホントに言ってほしいことは黙ってるもんな…』 亜美『誰も前世のことは覚えてないのに…罪を背負い込み自ら傷つけることないのに…』 レイ『誰よりも優しいから…』 みんな悲しそうに呟く 美奈『………大丈夫…うさぎを傷つける全てから守るからね(ぎゅっ)』 美奈子ちゃんが、うさぎ君の手を握り呟く 『『『えぇ/あぁ』』』 みんな力強く頷き再び忠誠を誓うのだった [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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