ぼく夜天光。 きょうは仕事がOFFで、月野たちとピクニックにきてるんだよね。 前は敵対してたけど、いまは彼女たちとは仲良いし、なにより安心する。 特に月野と居ると楽しいし安心するんだ。 まあ彼女に好意を持ってる連中は大勢いるんだよね。 うさぎ「じゃじゃーん。きょう朝早く起きて、お弁当つくってきたんだよ。」 まこと「うさぎちゃんすごいじゃあないか」 うさぎ「えへへ(笑)みんな食べてね。とくに卵焼きが自信作なの」 そういった途端、彼女の弁当を狙うのは…愛野、火野、はるかさん、みちるさん、星野、大気。 美奈(うさぎちゃんが卵をわって味付けして盛り付けた卵焼きだもの。リーダーの、あたしが食べずに誰が食べるのよ。) レイ(うさぎが、どれくらい上達したか知るために食べるのよ。) はるか(仔猫ちゃんが作った卵焼きをコイツだけには渡さない) みちる(お姫様の卵焼きはわたしのものよ) 星野(絶対に、おだんごの卵焼き食べてやる) 大気(わたしだって、うさぎさんの卵焼き食べたいです) 5人が、うさぎを囲んで無言でいる。 誰が、どう動くか待っていたとき、一人が卵焼きを掴んだ。 夜天「うん、けっこう旨いんじゃない。」 うさぎ「ほんと。どんどを食べてね。」 夜天「じゃあ卵焼き二個もらうよ。」 うさぎ「うん。いいよ。あっ、まもちゃん。来るの遅いよ。」 そういって彼女は愛しい彼に走っていった。 みんなも、衛さんに挨拶したあと、名残惜しそうに、うさぎから離れていった。みんなが騒いでるなかで、特に愛野が煩い。 でも時々うさぎを切なそうに見てる。 きっと彼女は友達以上の感情を月野に抱いてるんだ。だって彼女と僕は似ているんだ。 どんなに好きと伝えても、きっと友達としてしか伝わらなくて。 彼女へ忠誠を誓いながら、ずっと気持ちを隠しとおすなんて…辛いよね。 美奈子「夜天君。あたしが作ったサラダ食べて。」 勢いよく来た美奈子にビックリする。 夜天「あのさ、もうちょっと静かにしたら。」 美奈子「だって大好きな夜天君に食べて欲しいんだもん(笑)」 嘘つき…君の好きなのは僕じゃあないでしょ。 それに元気なふりしてて空回り。……ったく仕方ないな。 夜天「……じゃあコレと交換ね。」 そういって卵焼きを渡す。美奈子「…え」 夜天「食べたかったんでしょ。(君の大切な人が作った)卵焼き。」 美奈子「うん。…ありがとう」 夜天「どういたしまして(笑)」 甘いかなと思うけど…僕と彼女は似ているんだ。 どんなに想ってても叶わない。 だから手を貸してあげたくなっちゃうんだ。 ガンバれ…愛野。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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