「キャー信じられない。パンダコースター、ビックリハウス、アヒルゴーランドも変わってないよ。見て見――………は」 「ぷっ、美奈ちゃん、子供に混ざっても違和感ないよ(笑)」 いつのまに、こんな顔をするようになったのかな。昔は泣き虫だったのに。 「…え、あれ、うさぎ何買ってるの?」 「はい、好きでしょ。この変な帽子。」 え…覚えててくれたの 「ちっちゃい時のことだよ?」 「ぶー ははっ似合いすぎ」 「もう笑いすぎ」 わたしたち笑いあってる。「迷子のお知らせにならないように手繋ごっか」 「う、うん」 うそ、手がおっきい。10年触ってなかった手。なのに、すごいホッとする温度。どうして、もっと早く話しかけなかったんだろう。一緒にいて、こんなに嬉しいなら。こんなにドキドキするなら。 「この遊園地の弱点は小さすぎるとこだね。五遊具全制覇。あと観覧車しかないよ。」 観覧車のったら終わり。もう、いる意味ないし。…だけど 「もうすぐ閉園だし、乗ろうよ。」 一周たった60秒の観覧車 だけど。 パタン…ゴウン… 「おーっちょうど夕焼け。見ろよ。美奈ちゃん、」 このまま時間が止まっちゃえばー… 「このまま頂上で止まればいいのにな」 うん本当に止まっちゃえばいい ガチャ 「はーい、お疲れ様でした。気をつけて降りてください。」 これで本当に最後 「あのさ…うさ「ねぇ、もう一周乗ろっか」 「…うんっ!!」 「おじさん、これ200円ね」 「え、また乗るの(@_@)」 パタン 「僕たち、これに乗ると子供のころに戻ったみたいだ」 「…あれ、なんで涙が。なんで…」 え 抱き ギュウ ガチャ「お疲れ様でした。て、お客さん、もういい」 バッ たったった 「…美奈ちゃん!!」 ビックリしたビックリしたはぁっ 心臓壊れると思った。うさぎの顔があんなに近くにあって ガシッ 「…来て」 「え、うさぎ?」 「早く。時間がなくなる。」なに、何で?…うさぎ? ばんっ 「全財産!…しばらくこのドア開けないで」 ゴウン… 「はぁ…うさぎ?」 「はぁはぁ…ごめん。さっき抱き締める前に言わなきゃいけないことがあったんだけど…いいたいことがあるんだけど〜〜〜〜っ//////なんつーか」 うさぎの顔真っ赤だ。それはきっと夕日のせいじゃないよね。 「…いいよ。時間はいっぱいあるし、ゆっくり話そ」 「…ぼく美奈ちゃんが好きだよ」 「…うん、あたしも好きだよ」 「じゃあ両想いだ」チュ [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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