おジャ魔女F

どれみ Sシリーズ 苦手なものでも…

MAHO堂にて

お「ねぇねぇ どれみ君。これ私が考えたブルーベリーのケーキ食べてみてくれない♪」

ニコニコ顔で、どれみにケーキを差し出す

ど「あっ…サンキュー」

は「で、でも、どれみ君って」

はづきが何かいいかけようしたら

ど「(しっ!!いうなよ)」

唇に指を当て、口パクで、はづきに話しかける

おんぷは不思議そうな顔をしたが、

ど「なんでもねぇよ。 パクっ もぐもぐ」

おんぷは、どれみの前に座り頬杖をつきながらニコニコと、どれみを見つめた

お「ねぇ おいしい?」

グイッと前に乗りだし、どれみに聞く

ど「あぁ、うまいよ。なぁ、これって俺が初めて食った?」

お「うん♪どれみ君に一番に食べて欲しかったから♪」

ど「そ、そっか///うまいよ///」

お「えへへ///」

ほのぼのとした空気で、その日は終わった。

次の日 学校にて

昼休み

おんぷは、女子と校庭でバレーしてた

むつみ「いくわよ。むつみアタッーク」

バシッ

あ「あっ…」

ボールは検討外れのとこに飛んでいった

むつみ「ごめん(-_-;)」

お「わたし取ってくるね♪」
おんぷがボールを探しに中庭近くまで行ったら声が聞こえた

「これ家庭科で作ったチョコケーキなの…食べてください」

おんぷがチラッと覗いたら六年の女子が顔を真っ赤にして袋を渡すとこだった。
けど相手の男子は見えない
「ごめん。おれ甘いもの苦手だから受け取れない。」
えっ…この声って、もしかして…


「そうですか。」

たったったっ


女の子は泣きながら走っていった


「まいったな…」

おそるおそる、おんぷが男の子が見える位地まで行くと…そこにいたのは、どれみ君だった

お「どれみ君…」

ど「お、おんぷ!?」

おんぷは泣きながら走り出した

お「(なによ。甘いもの苦手なら教えなさいよ。わたしバカみたい…(泣))」

ど「待てよ。おんぷ」

ガシッと腕を掴み壁に追い詰めた

お「甘いもの苦手なら教えなさいよ。バカみたいじゃない。どれみ君が苦手なの知らなくて嬉しそうに見てた私がバカみたいじゃない。なんで言わなかったのよ…」

泣きながら睨み付ける

ど「好きな子が作ったやつは別だろ。好きな子が一生懸命作ったやつは何だって食べたいよ。わりぃかよ。おんぷが作ったやつを俺が一番に食べさせてもらえて俺すげー幸せだったんだからな。いいか。お前が作ったやつは、俺はぜってー食べる。お前が食べさせてくれなくても他のやつから奪ってでも食べるからな」

どれみは回りに聞こえようが大声で言った

お「どれみ君…(泣)バカ…もう、なんで…そんなカッコいいのよ(泣)」

おんぷは、どれみの首に腕を回し、胸に顔を埋めて泣いた

ど「んなことねーよ…おんぷのことになると俺…冷静じゃあいられなくなるからな」

ポンポンと、おんぷの頭を撫でながら抱き締めた

お「バカァ(泣)…ねぇ、また作ったら食べてくれる?」

おんぷは、そっと離れ、どれみを見上げた

ど「あぁ…食べるよ。また一番最初に食べさせろよ」

どれみは、おんぷの髪を撫でながら真っ直ぐ見つめた

お「当たり前じゃない」

おんぷは、またギュッと抱きついた

ど「楽しみにしてるよ」

どれみは背に腕を回し強く抱き締めた。


一方みんなは

あ「遅いやんね〜」

む「そんなに飛ばしたのかしら(-_-;)」

は「探しにいった方がいいのかしら」

おんぷの帰りを待っていたのだった

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