・・ ・・ 「ヴィーナス おはよう♪」 ・・ ・・ 美奈子の部屋にて 美奈『んっ・・・』 アル『美奈大丈夫かい？』 アルテミスが私の顔をのぞき込む 美奈『大丈夫・・・・前世の夢見てただけだから』 涙を拭う美奈子 アル『美奈・・・』 美奈『幸せだった あのころの夢を見るの・・・。』 そういって美奈は痛々しい笑顔を見せる アル『美奈・・・』 美奈『前世でセレニティに言った言葉思い出したの・・・』 アル『なんて言ったんだい？』 美奈『毎日毎日わたしたちの目を盗んで彼に会いにいって恋に溺れる あの人にイライラして・・・。だって彼と逢う前は「ヴィー大好きよ♪ずっと傍にいてね(*^^*)」って言ってくれてたのに彼に夢中で悔しくて私だけのプリンセスだったのに(泣)だから「そんな不毛な恋さっさと諦めてください」って・・。』 アル『美奈・・・』 美奈『バカよね・・・一番不毛な恋をしているのは私なのに。彼女が振り向いてくれるはずないのに彼女を奪った彼が憎くて憎くて。そんな自分の醜い心がイヤになって真っ白な心のあの子見ると癒され、また恋に落ちるんですもの。不毛な恋を永遠に繰り返してるのは私なのよね・・・』 アル『美奈・・・』 美奈『アルテミスには内緒にしていたけど・・プリンセスの生まれ変わりを見つけたわ』 アル『なんだって？！なんで黙ってたんだ』 美奈『私と同じ悲しい想いさせたくなかったから・・・』 アル『えっ？』 美奈『学校の帰りだったわ・・。一目見て分かった。姿形も暖かい笑顔も彼女を包み込む優しい光も何一つ変わってなかった。私は立ち止まったわ・・・。涙がこぼれた。彼女は友達と楽しそうに話しながら・・・私の横を通り過ぎた。記憶がないから気づいて貰えないのは仕方ないんだけど・・・ショックだった。 アル『・・・・』 美奈『隣を歩く女の子に嫉妬した！！そこは私の居場所よって言いたくなった(泣)駆け寄って後ろから抱きしめたくなるのを必死で我慢した。彼女が覚醒するのは、まだ早いから・・・彼女を護るために陰から護ろうって決めたの。』 アル『もう少しの辛抱だよ。もう少ししたら彼女も目覚める・・・そうしたら色んな話し出来るよ。過去のこと今のこと・・・』 美奈『えぇ(泣)』 アルテミスを抱きしめ小さな声で泣く美奈子ちゃん [先頭ﾍﾟｰｼﾞを開く] [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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