こうして私は、孤独から逃げるために、廊下の住人になった。 ただ、何気メンタルは強いため、授業中なんかは、気にならなかった。 そして、部活仮入部。 演劇部に仮入部にいった。 とにかく緊張。この一言に尽きた。 何しろ、情報が少なすぎたのだ。 敬語、態度。自分ができる最高の礼儀で対応した。 先輩が話かけてくれたので、少しほっとした。これは事実。 でも、ほかに一年がいたが、入る気ゼロ。やるきなし。礼儀なし。ってかんじ。 ホントに入る人いるかな・・。 すごく不安になった。 二日目。 この日は、私を含めて四人。 一人目は、松井由紀香。 七組。正直、この子に演技で負けたかな、とひやひやしたものだ。 二人目、一ノ瀬優子。 おっとりしてる。ただ優しく、演技もうまかった。 三人目、津田日菜美。 明るくて、長身、ショートカットの髪。ボーイッシュっぽいイメージ。 そんな三人に、不安と孤独からなのか、こんな質問をしてしまっていた。 「本気で入る気ある?」 すると、三人とも、 「あるよ。」 その瞬間、私は孤独と不安が一気に解消し、楽になれた。 絶対この部活に入る。 決意が固まった瞬間でした。 そしてその頃一年二組でも、どの部活に入る?という話題で持ちきりだった。が、演劇部に入るというものは一人もいなかった。 春菜ちゃんや海南と話していたのだが、ふたりとも美術部にはいるらしかった。 予想どおり。 その頃、春菜ちゃんが仲良くしていた、古屋菜月という子とよく話すようになった。 こうして私は、海南、はるなちゃん、古屋さんと仲良くして、充実した毎日をおくっていた。 [先頭ページを開く] [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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